Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Trend Micro Apex One」脆弱性でセキュリティ機関も注意喚起

「Trend Micro Apex One」にゼロデイ脆弱性が明らかとなった問題で、JPCERTコーディネーションセンターは注意喚起を行った。

同製品にOSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2025-54948」「CVE-2025-54987」が明らかとなったもの。

管理コンソールへアクセスできる場合、認証を必要とすることなくコードを実行することが可能となる。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」において、ベーススコアは「9.4」と評価されている。

修正パッチについては、8月中旬に公開される予定。8月6日の時点では一時的な緩和策がアナウンスされている。SaaS版や「Standard Endpoint Protection」なども対象となるが、7月31日に実施されたメインテナンスで対策を実施済みとしており、影響を受けないという。

トレンドマイクロでは、すでに脆弱性を悪用した攻撃が確認されていることをアドバイザリで明らかにしており、同問題を受けてJPCERTコーディネーションセンターでは注意喚起を行った。

対象となる製品を利用している場合は、緩和策など早期に対策を講じることを推奨するとともに、今後パッチのリリースが予定されていることから、トレンドマイクロより提供される情報に注意するよう求めている。

(Security NEXT - 2025/08/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ビデオ会議サービスのZoom、脆弱性9件を公表
「MS Edge」のアップデート、脆弱性5件を修正
MS、11月の月例修正パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応
「Chrome」のスクリプトエンジン「V8」に脆弱性 - 修正版を公開
「Firefox 145」をリリース - 16件の脆弱性に対処
「Ivanti EPM」にセキュリティアップデート - 脆弱性3件を修正
WatchGuardのVPNクライアントに脆弱性 - Windows版に影響
Drupal向け「OAuth」サーバモジュールに認可バイパスの脆弱性
Samsung製端末、ゼロデイ攻撃の標的に - 商用レベルスパイウェアを悪用か
バッファロー製ルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に脆弱性 - ファームウェアの更新を