患者情報含む端末が侵害、内部に遠隔操作ソフト - 安佐市民病院
広島市立北部医療センター安佐市民病院は、職員の私物パソコンが外部より侵害された問題で、パソコンには患者の個人情報が保存されていたものの、情報流出の可能性は低いとの調査結果を公表した。
同院によれば、2024年10月9日17時半ごろ、院内でインターネット回線に接続されていた職員の私物パソコンが第三者により侵害され、内部のファイルが閲覧できない状態となったもの。
端末内部には約5000件の患者に関する氏名、生年月日、性別、診断名、診察日などが保存されていた。事態の発覚を受けて、情報流出などの影響を調べていた。
警察の協力を受けて調査を行ったところ、端末内部に遠隔操作ソフトがインストールされていることが判明した。一方で個人情報を含むファイルに対するアクセスなど、外部へ情報が流出した痕跡は見当たらないとして、個人情報が流出した可能性は低いと結論付けたという。二次被害なども確認されていない。
一方で情報流出の可能性もあることから、対象となる患者に書面で個別に連絡を取っている。また同院の医療情報システムについては、異なるシステムで運用しており影響を否定している。
(Security NEXT - 2025/02/21 )
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