Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

早急に「PAN-OS」の更新を - 複数脆弱性の連鎖攻撃が発生

Palo Alto Networks製ファイアウォールのOSである「PAN-OS」において2025年2月に公表された脆弱性が早くも悪用されていることがわかった。同社では早急にアップデートを実施するよう呼びかけている。

同社によれば、現地時間2月12日にセキュリティアドバイザリを公表した「CVE-2025-0108」「CVE-2025-0111」を悪用しようとする動きを確認したという。

具体的には、これら脆弱性と2024年11月に判明した権限昇格の脆弱性「CVE-2024-9474」を連鎖させたもので、パッチが未適用の「PAN-OS」のウェブ管理インターフェースが標的となっているという。

「CVE-2025-0108」では、ウェブ管理インターフェースの認証をバイパスし、特定のPHPスクリプトを実行でき、「CVE-2025-0111」によりウェブ管理インターフェース上でファイルの読み取りが可能となる。

「CVE-2024-9474」については、アドバイザリの公開当時より悪用が確認されており、概念実証(PoC)なども公開されていた。

(Security NEXT - 2025/02/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告
「n8n」に深刻なRCE脆弱性 - 乗っ取りや情報漏洩など広く影響
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を修正
「Firefox」に複数脆弱性、アップデート公開 - 「クリティカル」との評価も
Cisco製品のゼロデイ脆弱性、国内スパム対策サービスで不正アクセス被害
「PHP」に複数脆弱性 - 修正版「同8.5.1」など公開
WatchGuard製UTM「Firebox」のVPN脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明