Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Ivanti製VPN製品のゼロデイ脆弱性、中国関連のグループが悪用か

「UNC5337」は、2024年1月以降、認証バイパスの脆弱性「CVE-2023-46805」やコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-21887」を悪用して「Ivanti Connect Secure」を侵害する活動を展開している。また「UNC5221」も2023年12月以降、同様の活動を展開していた。

また別のアプライアンスでは、アプライアンス内のコンポーネントを改ざんするシェルスクリプトベースのドロッパー「PHASEJAM」が確認された。

ウェブシェルを挿入し、任意のコマンドを実行できるようにファイルを上書きしたり、アップグレードを妨害する機能などを備える。さらにログを削除することでフォレンジック調査を妨害していた。

またPythonスクリプトベースのマルウェア「DRYHOOK」を悪用。システムコンポーネントを改ざんし、資格情報を窃取する。

「PHASEJAM」「DRYHOOK」については、今回の攻撃ではじめて確認されたマルウェアであり、既知の攻撃グループとの関係はわかっていない。

(Security NEXT - 2025/01/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消