Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

10月に完全修正された「VMware vCenter」脆弱性、悪用が判明

「VMware vCenter Server」に複数の脆弱性が判明した問題で、Broadcomはこれら脆弱性が悪用されていることを明らかにした。

同社は現地時間11月18日にアドバイザリを更新し、「CVE-2024-38812」「CVE-2024-38813」が実際に悪用されていることを明らかにしたもの。

「CVE-2024-38812」は、「VMware vCenter Server」における「DCERPCプロトコル」の実装に起因し、ヒープオーバーフローが生じる脆弱性。リモートよりコードを実行することが可能となる。

同社では、現地時間9月17日にアドバイザリを公開し、アップデートをリリースしたものの、当初のパッチが不完全だったことを公表。10月21日、権限昇格の脆弱性「CVE-2024-38813」とともに再度修正を行っていた

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」においてベーススコアは、それぞれ「9.8」「7.5」と評価されており、重要度は「クリティカル(Critical)」「高(High)」とレーティングされている。

(Security NEXT - 2024/11/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

顧客取引データ保存されたディスク2枚が所在不明 - 西村証券
Elasticのエンドポイント対策「Elastic Defend」に脆弱性 - 修正版を提供
2025年9月も300件強のDDoS攻撃を観測 - IIJレポート
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
「NVIDIA App」インストーラに脆弱性 - 権限昇格のおそれ
先週注目された記事(2025年11月2日〜2025年11月8日)
市内全世帯向けデジタル金券の配送中に一部紛失 - 太田市
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消