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米当局、「IE」「Excel」「WinRAR」の脆弱性悪用に注意喚起

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、既知の脆弱性3件が悪用されているとして注意喚起を行った。

現地時間2025年8月12日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」を更新し、悪用が確認されている3件の脆弱性を同リストへ追加したもの。

米国内の行政機関では、指定された期間内に対策を講じる義務が生じる。また脆弱性そのものは広く悪用されるおそれがあるとして注意を呼びかけている。

「CVE-2013-3893」は、ウェブブラウザ「Internet Explorer」におけるメモリ破損の脆弱性。細工したコンテンツを閲覧すると任意のコードが実行されるおそれがある。

「CVE-2013-3893」は、報告された2013年当時より悪用が確認されており、日本国内の組織を対象とした標的型攻撃などに用いられたことも判明している。同ブラウザはサポートが終了しており、あらためて利用を中止するよう求めた。

(Security NEXT - 2025/08/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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