Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「VMware vCenter Server」の深刻な脆弱性を修正するパッチに不具合

「VMware vCenter Server」に深刻な脆弱性が見つかった問題で、一部バージョンのアップデート後に不具合が生じていることがわかった。Broadcomでは修正を急ぐとともに回避策をアナウンスしている。

同製品では、「DCERPCプロトコル」の実装に起因し、ヒープオーバーフローが生じてリモートよりコードを実行される脆弱性「CVE-2024-38812」など複数の脆弱性が判明。

Broadcomは現地時間9月17日、重要度を「クリティカル(Critical)」としてセキュリティアドバイザリを公開し、アップデートとなる「VMware vCenter Server 8.0 U3b」「同7.0 U3s」をリリースしたが、「同8.0 U3b」で不具合が確認されているという。

同社は同月20日、セキュリティアドバイザリを更新し、アップデート後に「vSphere Web Client」が応答しなくなる問題が発生していることを明らかにした。

不具合は、セッションのアイドル状態が1、2時間にわたり続いた際に発生することがあるとしており、複数の症状が生じるおそれがあると説明している。

(Security NEXT - 2024/09/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開