サンリオ関連会社でランサム被害 - 個人情報が流出した可能性
サンリオピューロランドやハーモニーランドなどテーマパークを運営するサンリオエンターテイメントは、同社ネットワークがランサムウェアにより侵害されたことを明らかにした。最大約200万件の個人情報などが外部に流出した可能性があるという。
同社では、1月21日にネットワークトラブルが発生。一部サービスが利用できない状態に陥り、その後の調査でランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受けたことが判明した。
侵害を受けたことにより、機密情報や最大約200万件の個人情報が外部へ流出した可能性がある。
具体的には、サンリオピューロランドやハーモニーランドの年間パスポート購入者、旧ピューロランドファンクラブ会員に関する氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、メールアドレスのほか、一部ではSanrio+IDも含まれる。
また支払調書の発行先である取引先の個人事業主や従業員など、特定個人情報(マイナンバー)を含む契約情報も対象としている。
同社は、侵害されたサーバやシステムをネットワークから遮断。警察や個人情報保護委員会へ報告した。
外部協力のもと、影響の拡大を防ぐための対策を講じ、復旧に向けて作業を進めるとともに、侵入経路などの原因について調査を行っている。
同社は顧客に対し、心当たりのない連絡などに注意するよう注意喚起を行った。
なお、親会社であるサンリオへの影響については否定している。
(Security NEXT - 2025/02/07 )
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