Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「VMware vCenter Server」に深刻な脆弱性 - アップデートを

Broadcomは、「VMware vCenter Server」に深刻な脆弱性が明らかになったとし、アップデートをリリースした。

現地時間9月17日に「VMware vCenter Server」に関するセキュリティアドバイザリを公開し、深刻な脆弱性を明らかにしたもの。アドバイザリの重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

具体的には、「DCERPCプロトコル」の実装に問題があり、ヒープオーバーフローが生じる脆弱性「CVE-2024-38812」が判明した。悪用されるとリモートよりコードを実行されるおそれがある。

またアクセス権限を持つ場合に、細工したパケットを送信することでroot権限を取得できる権限昇格の脆弱性「CVE-2024-38813」が明らかとなった。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2024-38812」が「9.8」、「CVE-2024-38813」が「7.5」と評価されている。

同社は、これら脆弱性に対処した「VMware vCenter Server 8.0 U3b」「同7.0 U3s」をリリースした。「VMware Cloud Foundatio」の利用者にもアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/09/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

コラボツール「Zimbra」に深刻な脆弱性 - すでに実証コードも
Ivanti製エンドポイント管理製品の脆弱性、悪用が判明
詐欺対策に特化したスマホアプリを提供 - トレンドマイクロ
海外子会社のサーバにサイバー攻撃 - 双日
後期高齢者保険料の還付通知書に別人の請求書 - 湖西市
生産管理システムや基幹システムがランサム被害 - ZACROS
Pマークのオンライン申請を受付開始 - JIPDEC
「Chrome」にセキュリティアップデート - 4件の修正を実施
複数国連携で「LockBit」の開発者など逮捕 - 防弾ホスティング関係者も
「Firefox 131」が公開 - 脆弱性13件を解消