Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache ActiveMQ Artemis」に脆弱性 - ファイル書込やRCEのおそれ

メッセージブローカーの「Apache ActiveMQ Artemis」に、リモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性が判明した。

開発チームが、脆弱性「CVE-2023-50780」について明らかにしたもの。権限が必要となるが、任意のファイルを書き込みでき、リモートよりコードを実行することが可能となる。

「Jolokiaエンドポイント」にあるログフレームワーク「Apache Log4j」の管理インタフェース「Log4J2 MBean」にアクセスできることに起因するという。開発チームは深刻度を「中(Moderate)」とレーティングした。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「8.8」、重要度を「高(High)」と評価している。

開発チームでは、「同2.29.0」にて同脆弱性を解消。ユーザーに対して同バージョン以降にアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/10/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加