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「Apache ActiveMQ Artemis」に脆弱性 - ファイル書込やRCEのおそれ

メッセージブローカーの「Apache ActiveMQ Artemis」に、リモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性が判明した。

開発チームが、脆弱性「CVE-2023-50780」について明らかにしたもの。権限が必要となるが、任意のファイルを書き込みでき、リモートよりコードを実行することが可能となる。

「Jolokiaエンドポイント」にあるログフレームワーク「Apache Log4j」の管理インタフェース「Log4J2 MBean」にアクセスできることに起因するという。開発チームは深刻度を「中(Moderate)」とレーティングした。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「8.8」、重要度を「高(High)」と評価している。

開発チームでは、「同2.29.0」にて同脆弱性を解消。ユーザーに対して同バージョン以降にアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/10/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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