Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消

マイクロソフトは現地時間2025年11月18日、同社ブラウザ「Microsoft Edge」のセキュリティアップデートをリリースした。悪用が確認されている脆弱性に対応している。

「Chromium」において悪用が確認されている脆弱性「CVE-2025-13223」が明らかとなり、同脆弱性が解消された「Chromium 142.0.7444.176」をベースとする「MS Edge 142.0.3595.90」をリリースしたもの。

「CVE-2025-13223」は、スクリプトエンジン「V8」における型の取り違えの脆弱性で、2025年11月12日にGoogleの脅威分析グループ(TAG)が報告した。脆弱性が公表された現地時間前日17日の時点で悪用が確認されている。

また今回のアップデートでは、同じく「V8」の脆弱性とされる「CVE-2025-13224」についても修正された。

Googleでは、すでに「Chrome」のアップデートをリリースしており、これら脆弱性の重要度を「高(High)」としていた。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において、2件の脆弱性におけるベーススコアをともに「8.8」と評価。重要度を「高(High)」とレーティングしている。

(Security NEXT - 2025/11/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「FortiWeb」に悪用済み脆弱性が判明 - 今月2件目
「Chrome」のスクリプトエンジンにゼロデイ脆弱性 - 修正版が公開
Appleの動画エンコーダ「Compressor」に脆弱性 - アップデートで修正
Zoho製アプリ監視ツールにコマンド検証回避の脆弱性 - アップデートで修正
「IBM AIX」のNIM関連機能に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「MS Edge」にアップデート - 「V8」の脆弱性を解消
米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に深刻な脆弱性 - すでに攻撃も
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開