Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正

Javaベースのアプリケーション開発フレームワークである「Apache Causeway」に深刻な脆弱性が明らかとなった。脆弱性を修正したセキュリティリリースを提供しており、利用者にアップデートを呼びかけている。

「ViewModel」機能を利用するアプリケーションにおいて、信頼できないデータをデシリアライズする脆弱性「CVE-2025-64408」が明らかとなったもの。開発グループでは重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

悪用には認証が必要としており、アプリケーションの権限で任意のコードを実行されるおそれがある。「同4.0.0-M1」「同3.4.0」および以前のバージョンが影響を受ける。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「6.3」、重要度を「中(Medium)」としている。

開発チームは、脆弱性を修正した「同3.5.0」を提供しており、アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/11/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「FortiOS」に3件の脆弱性 - アップデートで修正
米当局、「Chromium」ゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
「Monsta FTP」に深刻な脆弱性 - 8月のアップデートで修正済み
米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に悪用済み脆弱性が判明 - 今月2件目
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
ファイル管理ツール「File Browser」に脆弱性 - 依存ライブラリに起因
「Chrome」のスクリプトエンジンにゼロデイ脆弱性 - 修正版が公開
Appleの動画エンコーダ「Compressor」に脆弱性 - アップデートで修正
Zoho製アプリ監視ツールにコマンド検証回避の脆弱性 - アップデートで修正