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「Apache Tomcat」にサービス拒否の脆弱性 - 6月のアップデートで修正

「Apache Tomcat」の開発チームは、サービス拒否の脆弱性に対処したことを明らかにした。

「HTTP/2ストリーム」における「HTTPヘッダ」の処理に問題があり、ストリーム数を誤ってカウントし、クローズすべき接続が開いたままとなる脆弱性「CVE-2024-34750」が明らかとなったもの。リソースを浪費し、サービス拒否に陥るおそれがある。

開発チームは、同脆弱性を現地時間7月3日に公表。重要度は4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングしている。

6月19日にリリースした「Apache Tomcat 10.1.25」「同9.0.90」にて修正済みであるとし、利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/07/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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