Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Tenable Identity Exposure」に脆弱性 - 2月の更新で修正済み

Tenableは、2月に公開した「Tenable Identity Exposure」のアドバイザリを更新し、あわせて3件の脆弱性に対処していたことを明らかにした。

同社は、現地時間2月20日に「同3.59.4」をリリース。同アドバイザリでサードパーティ製コンポーネントに起因する脆弱性2件へ対処したことを明らかにしているが、7月9日にアドバイザリを更新し、同社製品に起因する別の脆弱性も修正していたことを明らかにした。

具体的には、管理者権限を持つ場合に、ほかの管理者をだましてペイロードを実行させるフォーミュラインジェクションの脆弱性「CVE-2024-3232」が含まれていたという。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.6」と評価している。

2月当初の段階では、同製品で利用するコンポーネント「ASP.NET Core」の脆弱性「CVE-2024-0057」「CVE-2024-20672」に対処していたことを明らかにしていた。

いずれもマイクロソフトが1月の月例セキュリティ更新で対応した脆弱性。MSではCVSS基本値をそれぞれ「9.1」「7.5」としているが、Tenableは「CVE-2024-0057」を「9.8」と評価。

セキュリティアドバイザリの重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングし、パッチの適用を強く推奨していた。

(Security NEXT - 2024/07/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

一部高齢者調査票が所在不明、民生委員が誤廃棄か - 西宮市
国交省にサイバー攻撃、ネットワーク経由で内閣府に影響
包装資材の通販サイトで侵害被害 - 詳細は調査中
「Spring Framework」「Spring Security」に認可回避の脆弱性
「NVIDIA Triton」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
最新OS「iOS/iPadOS 26」公開 - 旧OSではゼロデイ脆弱性を解消
Apple、「macOS Tahoe 26」で脆弱性77件を修正 - 旧OSも更新
県立高の林間学校で生徒名簿を紛失 - 埼玉県
小学校で2年分の心臓検診診断票が所在不明 - 名古屋市
イベント募集の関連ファイルに無関係の20年前登記情報 - 福山市