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「Hyper-V」や「HFS」など脆弱性3件の悪用に注意喚起 - 米政府

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、悪用が確認されている3件の脆弱性について注意喚起を行った。

現地時間7月9日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ脆弱性3件を追加し、行政機関へ対応を求めるとともに注意喚起を行ったもの。

具体的には、同日マイクロソフトよりセキュリティ更新プログラムが公開され、ゼロデイ攻撃も確認済みとされた「Hyper-V」における権限昇格の脆弱性「CVE-2024-38080」と、「Windows MSHTMLプラットフォーム」におけるなりすましの脆弱性「CVE-2024-38112」を追加した。

また5月に公開された「HTTP File Server(HFS)」に関するコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-23692」についても、悪用が確認されているとして同リストに登録している。

「CVE-2024-23692」は、「同2.3m」に判明したリモートよりコードの実行が可能となる脆弱性。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」と評価されており、すでに実証コードも公開されている。

(Security NEXT - 2024/07/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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