MS、7月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応
マイクロソフトは、現地時間7月9日に7月の月例セキュリティ更新プログラムを公開した。一部脆弱性の悪用が確認されている。
今回のアップデートでは、「Windows」や「Office」「Azure」をはじめ、「Windows Hyper-V」「SQL Server」「Active Directory」「Microsoft Dynamics」「.NET」「Visual Studio」「Microsoft Defender for IoT」などに関する脆弱性へ対応している。
同社は、CVEベースで139件の脆弱性に対処したとしている。ただし、「Active Directoryフェデレーションサービス」に関する脆弱性「CVE-2024-38075」については、7月9日の時点でアドバイザリにアクセスできず、アドバイザリが公開されたのは138件となっている。
あわせてMS以外がCVE番号を採番した「CVE-2024-3596」「CVE-2024-37985」「CVE-2024-38517」「CVE-2024-39684」についてもアドバイザリを用意している。
「CVE-2024-38075」を除いた142件について最大重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は5件。
「Windowsリモートデスクトップライセンスサービス」におけるRCE脆弱性「CVE-2024-38074」「CVE-2024-38076」「CVE-2024-38077」のほか、「SharePoint Server」に関する「CVE-2024-38023」、「Windows Imaging Component」に判明した「CVE-2024-38060」などが含まれる。
続く「重要(Important)」とされる脆弱性134件、「警告(Moderate)」とされる3件に対応した。
(Security NEXT - 2024/07/10 )
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