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ウェブサーバにバックドア、DBの個人情報が窃取被害 - 楽待

不動産投資のマッチングサイト「楽待」を運営する楽待は、同社ウェブサイトがサイバー攻撃を受けた問題で、流出した可能性がある個人情報の詳細について明らかにした。

同社では、2025年6月10日19時ごろ、「楽待」のデータベースサーバに異常な負荷が発生していることを確認。実行されていた不審なコマンドを停止させ一時回復したが、その後問題が再発し、さらに複数のウェブサーバにおいても不審な動作を検出した。

同社はシステムが侵害されたものとして緊急対策を実施。事態を公表するとともに外部協力のもと調査を行った結果、ウェブサーバに存在した脆弱性を突かれてバックドアが設置され、データベースから情報が窃取されていたことが判明した。

具体的な流出件数は特定に至っていない。データベースで保有していた情報については、外部へ流出の可能性があるとして対象件数を取りまとめた。

具体的には「不動産投資の楽待」の会員約48万人のメールアドレス、パスワードのほか、このうち約31万人については氏名、住所、電話番号、年収、資産情報も含まれる。

さらに加盟店として登録している法人約2万3000件の会社名、代表者名、担当者名、住所、物件情報、メールアドレス、パスワード、元付不動産会社の会社名、担当者名、電話番号、メールアドレスなども保存されていた。

(Security NEXT - 2025/07/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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