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永年保存のアスベスト関連書類が所在不明に - 新潟労働局

新潟労働局は、永年保存とされている一部アスベスト関連書類が所在不明になっていることを明らかにした。誤って廃棄した可能性が高いとしている。

同局によれば、永年保存とされている石綿の健康管理手帳交付申請書綴りが所在不明となっているもの。申請書綴りには、推計で約245人分の氏名、生年月日、性別、傷病名などが記載されていたと見られる。

健康管理手帳の再交付申請を受け、5月10日に申請書綴りを参照しようとしたところ、見当たらないことが判明。誤って廃棄した可能性が高いとしている。

2015年に厚生労働省より、永年保存とすべき石綿関連文書について指示されていたが、関連職員において対応が徹底されておらず、所在確認が不十分であり、ファイルの背表紙の記載などが不正確であり、実際の内容を確認しないまま廃棄した可能性があるという。

今回の問題を受け、あらためて行政文書の管理徹底を指導。誤廃棄などが発生しないよう研修など実施し、再発の防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2024/06/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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