無許可の患者情報持ち出し、サポート詐欺被害から発覚 - 近大病院
2022年11月4日から2024年3月7日までの間に、同院の産婦人科を受診した患者のうち、胎児エコー動画提供サービスを希望した155人の動画のべ926件が、別の妊婦に提供された可能性がある。
動画のほか、患者の氏名や患者ID、胎児の身長と体重なども含まれる。3月7日に患者2人からUSBメモリに別人の動画が入っているとの指摘があり、調査を行ったところ明らかになった。
本来は録画時に患者ごとのフォルダが作成され、データが保存されるしくみだが、操作を誤ったことであらたなフォルダが作成されず、ひとつのフォルダに複数の患者の録画データが保存され、そのまま提供していたという。
実際の影響については、提供したUSBメモリをすべて確認する必要があり、個別に連絡を取って別人の動画については消去する。
これら問題の判明を受け、同院では文部科学省と個人情報保護委員会へ報告。関係者に経緯を説明して謝罪している。
再発防止のため、胎児エコー動画提供サービスについては廃止するという。
(Security NEXT - 2024/05/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局

