Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Oracle、四半期定例パッチを公開 - のべ389件の脆弱性を修正

Oracleは、四半期ごとの定例パッチ「クリティカルパッチアップデート(CPU)」を現地時間1月16日に公開した。のべ389件の脆弱性に対応しており、CVSS基本値が「9.0」以上とされる脆弱性も37件含まれる。

今回のアップデートは、同社製品や実装されているサードパーティ製コンポーネントに明らかとなった脆弱性などを修正したもの。当初予定よりも多いのべ389件のセキュリティパッチをリリースした。製品間の重複を除くと、CVEベースで191件の脆弱性に対応している。

具体的には、「Oracle Database Server」や「Oracle NoSQL Database」「Oracle Audit Vault and Database Firewall」「Oracle Fusion Middleware」をはじめ、「MySQL」「Java SE」「Oracle Enterprise Manager」「Oracle Communications」「Oracle Financial Services Application」のほか、多岐にわたり修正を実施している。

のべ389件の脆弱性について影響を見ると、257件はネットワーク経由で認証なしに攻撃が可能。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると「7.0」以上とされる脆弱性が229件にのぼる。

このうち37件についてはCVSS基本値が「9.0」以上と評価されている。特に34件は「9.8」と高く、「Oracle Financial Services Applications」では9件、「Oracle Communications Applications」では6件含まれる。

(Security NEXT - 2024/01/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

11店舗で未処理となっていた印鑑票の紛失が判明 - 旭川信金
分散トランザクション管理ツール「Apache Seata」に脆弱性
サーバにサイバー攻撃、影響など詳細を調査 - レイメイ藤井
「Kubernetes」マルチテナント管理ツール「Capsule」に深刻な脆弱性
Google、「Chrome 139」をリリース - AIが発見した脆弱性を修正
「Firefox 142」を公開 - 9件の脆弱性を解消
中学PTA議決資料が閲覧可能に、クラウドで設定ミス - 奈良市
緑地管理者がボランティア宛てメールを「CC」送信 - 名古屋市
旧保育所に不法侵入、建物内部に個人情報 - 北見市
マイナンバー文書を誤廃棄、保存期限の設定ミスで - 上三川町