Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

学習支援システムから学生情報が流出した可能性 - 名古屋芸大

名古屋芸術大学は、同大で利用するECCの学習支援システムサーバより、学生に関する個人情報が流出した可能性があることを明らかにした。

同大によれば、5月16日以降、同大が入学前英語テストなど英検オンラインプラクティスで利用している学習支援システムサーバが複数回にわたり侵害されたことが判明したもの。

9月19日に同システムを提供するECCから連絡があり、その後の調査で同大学生586人に関する個人情報が流出した可能性があることが明らかとなった。

氏名、大学名、学籍番号、受験番号、暗号化済みパスワード、英検オンラインプラクティス受講情報などが含まれる。同大では対象となる学生に対して経緯を報告するとともに謝罪した。不正利用などは確認されていない。

今回の発表に先立ち、ECCでは学習支援システム「ECC Intersection」の開発サーバがサイバー攻撃を受け、同システムを利用する生徒の個人情報が流出した可能性があることを発表していた。

(Security NEXT - 2023/12/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

一部工事注文書控が所在不明、誤廃棄の可能性 - カンセキ
法人会員情報が流出、脆弱性の点検過程から発覚 - 関西エアポート
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト