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「NetScaler Gateway」から認証情報を窃取 - 国内でも複数被害か

「NetScaler ADC(旧Citrix ADC)」「NetScaler Gateway(旧Citrix Gateway)」の脆弱性「CVE-2023-3519」に対する攻撃が発生している問題で、ログインページを改ざんして認証情報を窃取するあらたな攻撃キャンペーンが確認された。国内でホストされている機器にも被害が広がっている。

「CVE-2023-3519」は、リモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性。7月にCitrixがアドバイザリを公表。海外では重要インフラ事業者に対するゼロデイ攻撃なども確認されている。

これまでもセキュリティ機関より注意喚起が行われてきたが、8月以降、同脆弱性を悪用するあらたな攻撃キャンペーンが大規模に展開されていることがわかった。

同キャンペーンについて報告したIBMによれば、VPN接続で使用する正規の認証ページを改ざんする手口で、悪意ある「JavaScript」を埋め込み、ログオンフォームへ入力された「ユーザー名」「パスワード」を外部へ送信していた。

同社では複数のインシデント調査を通じて攻撃を確認。さらに調査を進めたところ、改ざんされたログインページをホストする約600件のIPアドレスを特定した。

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調査により改ざんが確認されたIPアドレスの分布(画像:IBM)

(Security NEXT - 2023/10/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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