Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「NetScaler Gateway」から認証情報を窃取 - 国内でも複数被害か

IPアドレスの地域分布を見ると米国や欧州が中心だが、アジア太平洋地域にも広がっている。日本においても東北から九州にかけて複数プロットされている。

フォームより入力された認証情報の送信先として、8月に取得された複数のドメインを指定されているが、改ざんされたページに埋め込まれたスクリプトファイルは、ドメイン以外ほぼ同様だった。またCDNサービスを利用することでドメインのホスト場所を隠蔽していたという。

同社は、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が提供する情報にくわえ、ログ調査における追加のキーワードなどを提供。インシデント対応にあたっては、証明書やパスワードの変更についても検討する必要があると指摘している。

同問題に関連してJPCERTコーディネーションセンターは、外部からの情報提供に基づき、攻撃の被害を受けた可能性がある国内のホストの管理者に対して、情報提供を行っていることを明らかにした。

脆弱性への対策にくわえ、利用者に対して侵害を受けていないか、すみやかに調査を実施するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/10/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開