Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Barracuda ESG」を侵害するバックドア、分析レポートの続報

Barracuda Networksのメールセキュリティ製品「Barracuda Email Security Gateway(ESG)」がゼロデイ攻撃を受けた問題で、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、攻撃に利用されたマルウェアの分析レポートを公開した。

同庁ではこれまでもバックドア「SEASPY」や「SUBMARINE」の分析結果を提供してきたが、あらたに入手した「SEASPY」や「WHIRLPOOL」のサンプルを解析し、レポートとして公表したもの。YARAルールなどもあわせて提供している。

「SEASPY」は、アプライアンス上で正規サービスを装い稼働するバックドア。永続的に動作し、任意のコマンドを実行するために悪用されていた。

一方バックドアの「WHIRLPOOL」は、コマンド&コントロール(C&C)サーバとのTLS接続によるリバースシェルとして動作するという。

(Security NEXT - 2023/08/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Symfony」に脆弱性 - アクセス制御ルールが回避されるおそれ
ベクトルDB「Milvus」に深刻な脆弱性 - クラスタ乗っ取りのおそれも
DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
GitLabがセキュリティアップデート - 脆弱性9件に対処
ランサム被害で顧客や取引先の情報が流出 - アスクル
日本サイバー犯罪対策センター、ウィンブレ実写映画とコラボ
SAP、月例アドバイザリ20件を公開 - 複数「クリティカル」も
都立病院の患者情報流出 - 「USB拾得」との匿名文書が複数届く
会報誌データのメール送信時に誤送信 - 群馬県立点字図書館
「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も