5月はDDoS攻撃が3割減、6時間超にわたる攻撃を観測 - IIJレポート
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、5月に同社で観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。前月から攻撃件数が約3割減少したが、前月を大きく上回る規模の攻撃が観測されている。
同社が提供するサービスやバックボーンを通じて観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめたもの。同月の攻撃は312件で、前月の450件から大きく減少した。1日あたり10.1件となり、前月から4.9件減となった。7日間において15件以上の攻撃を観測。5月8日は20件を超える攻撃を確認している。
もっとも規模が大きかった攻撃は、DNSプロトコルを用いたリフレクション攻撃。約404万ppsのパケットにより約27.3Gbpsのトラフィックが発生した。前月の約130万pps、約13.0Gbpsを大きく上回った。
もっとも長く継続した攻撃は、DNSプロトコルを用いたUDPフラッド攻撃で、6時間18分にわたり継続。最大で71.2Mbpsの通信が発生している。

DDoS攻撃の月次推移(グラフ:IIJの発表をもとに独自に作成)
(Security NEXT - 2023/06/29 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ゴルフスクールのインスタアカが乗っ取り被害 - 意図しない投稿
住民の個人情報を議員に漏洩した職員2人を懲戒処分 - 吉野町
学生向けシステム内に不正ファイル、個人情報流出の可能性も - 帝塚山学院大
ランサム攻撃によりサーバやPCが被害 - 建設資材機械設備メーカー
危険物取扱者試験講習会の案内メールで誤送信 - 薩摩川内市
外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み