Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「MS Office 2013」のサポートが終了 - 今後はパッチ提供されず

「Microsoft Office 2013」のサポートが現地時間4月11日に終了した。今後はセキュリティ更新プログラムが提供されなくなり、安全に利用することが困難となる。

同製品は、2013年に発売され、2018年4月10日にメインストリームサポートが終了。その後提供されてきた延長サポートについても、2023年4月11日に終了した。

アプリケーションは引き続き動作するものの、今後は脆弱性が見つかった場合もセキュリティ更新プログラムは提供されず、セキュリティリスクにさらされるおそれがあるとして、同社は利用者に対し、サポート中のバージョンやサブスクリプションサービスである「Microsoft 365」へ移行するよう促している。

なお、後継となる「Office 2016」および「Office 2019」については、ともに2025年10月14日に延長サポートを終了する予定。また「Office 2021」についてはメインストリームサポートのみとなり、2026年10月13日に終了を予定している。

またMac版についてはサポート期間が異なるため注意が必要。「Office 2016 for Mac」は、2020年にサポートが終了。「Office 2019 for Mac」については、2023年10月10日にサポートが終了する。

(Security NEXT - 2023/04/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
病院職員が患者情報含む受付画面をSNS投稿 - 岩見沢市
土地家屋調査士試験の申請書を誤廃棄 - 保存期間の表示漏れで
学会掲載論文の図表に患者の個人情報 - 神奈川県立病院機構
eラーニングシステムで利用者情報が閲覧可能に - 学研Meds
サイトが改ざん被害、海外オンラインカジノへ誘導 - 拓大
介護サービス事業所変更届を第三者にメール誤送信 - 笠間市
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響