QNAPに複数脆弱性 - アップデートで11件の脆弱性を解消
QNAP Systemsは、セキュリティアドバイザリ6件を公開し、複数の脆弱性を修正した。
脆弱性によって影響を受ける製品は異なるが、6件のアドバイザリを通じてあわせて11件の脆弱性に対処したもの。重要度が「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
「CVE-2023-23355」は、認証済みのユーザーによってリモートよりコマンドを実行されるおそれがある脆弱性。「QTS」「QuTS hero」のほか、「QuTScloud」「QVP」「QVR」なども影響を受ける。あわせて情報漏洩が生じる「CVE-2022-27597」「CVE-2022-27598」なども明らかとなった。
また「sudo」に明らかとなった「CVE-2023-22809」のほか、「Samba」に関する3件、「OpenSSL」の脆弱性4件などを修正している。
重要度を見ると「CVE-2023-22809」が「高(High)」とされており、4件は「中(Medium)」とレーティングされており、1件については「低(Low)」とされている。
同社では、これら脆弱性を修正した「QTS 5.0.1.2346 build 20230322」「QuTS hero h5.0.1.2348 build 20230324」をリリース。「QuTScloud」などの修正も早急に進める。今回修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2022-3437
CVE-2022-3592
CVE-2022-4304
CVE-2022-4450
CVE-2022-27597
CVE-2022-27598
CVE-2022-42898
CVE-2023-0215
CVE-2023-0286
CVE-2023-22809
CVE-2023-23355
(Security NEXT - 2023/03/31 )
ツイート
PR
関連記事
個人メアドに業務ファイル送信、入力ミスで第三者に - 佐伯市
11店舗で未処理となっていた印鑑票の紛失が判明 - 旭川信金
分散トランザクション管理ツール「Apache Seata」に脆弱性
サーバにサイバー攻撃、影響など詳細を調査 - レイメイ藤井
「Kubernetes」マルチテナント管理ツール「Capsule」に深刻な脆弱性
Google、「Chrome 139」をリリース - AIが発見した脆弱性を修正
「Firefox 142」を公開 - 9件の脆弱性を解消
中学PTA議決資料が閲覧可能に、クラウドで設定ミス - 奈良市
緑地管理者がボランティア宛てメールを「CC」送信 - 名古屋市
旧保育所に不法侵入、建物内部に個人情報 - 北見市