「iOS」の脆弱性に対する攻撃が発生 - macOSも含めてアップデートを
Appleは、11月後半から12月中旬にかけてリリースしたアップデートで修正した脆弱性が悪用されていることを明らかにした。
問題の「CVE-2022-42856」は、「WebKit」において、型の取り違えが生じる脆弱性。細工されたウェブコンテンツを処理すると、任意のコードを実行されるおそれがある。
同社が同脆弱性へ最初に対処したのは、現地時間11月30日にリリースした「iOS 16.1.2」。さらに12月13日に公開した「iOS 15.7.2」「iPadOS 15.7.2」にて同脆弱性を解消している。
くわえて同日公開した「macOS Ventura 13.1」をはじめ、「macOS Big Sur」「macOS Monterey」向けにリリースした「Safari 16.2」、「tvOS 16.2」などにも同脆弱性の修正が盛り込まれている。
同社は、12月13日にアップデートが出揃ったことを受け、同脆弱性において「iOS 15.1」より以前のバージョンに対し、積極的に悪用されているとの報告を受けていることを明らかにした。
なお、Appleでは12月13日に「iOS 16系」の最新版となる「iOS 16.2」「iPadOS 16.2」をリリースしている。
(Security NEXT - 2022/12/15 )
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