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「Zimbra」に複数の脆弱性 - 修正版をリリース

コラボレーションツール「Zimbra Collaboration Suite(ZCS)」のアップデートがリリースされた。複数の脆弱性を修正している。

「ZCS」は、オープンソースのコラボレーションツール。Synacorが開発を手がけており、メールやスケジューラ、アドレス帳、ファイル共有などの機能を提供している。今回あらたに「同9.0.0 Patch 28」「同8.8.15 Patch 35」をリリースした。

ウェブメールにおいて情報漏洩が生じるおそれがある「クロスサイトスクリプティング(XSS)」の脆弱性に対処。また管理権限があるユーザーによってリモートよりコードの実行が可能となる脆弱性を修正した。

さらに「同9.0.0 Patch 28」では、ログインページに明らかとなった「XSS」の脆弱性へ対処している。いずれもCVE番号は示されていない。

また両バージョンにおいて、使用するパッケージの更新も行なった。4月に修正された「ClamAV」に関する「CVE-2022-20770」「CVE-2022-20771」や、6月に修正された「Apache HTTP Server」のモジュールに明らかとなったHTTPリクエストスマグリングの脆弱性「CVE-2022-26377」などを解消している。

(Security NEXT - 2022/11/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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