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Apache httpdに複数の脆弱性 - アップデートが公開

「Apache HTTP Server」の開発チームは、複数の脆弱性を解消した最新版「Apache HTTP Server 2.4.54」をリリースした。

今回のアップデートは、「mod_sed」「mod_lua」「mod_proxy_ajp」をはじめ、モジュールや関数などに明らかとなった脆弱性を修正したもの。

脆弱性によって影響は異なるが、脆弱性を悪用されると、情報漏洩やサービス拒否、意図しないサーバへの改ざん、認証の回避などが生じるおそれがある。

重要度は、「mod_proxy_ajp」にあきらかとなった「HTTPリクエストスマグリング」の脆弱性「CVE-2022-26377」が4段階中、上から3番目にあたる「中(Moderate)」とされており、他脆弱性はもっとも低い「低(Low)」とレーティングされている。

今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2022-26377
CVE-2022-28330
CVE-2022-28614
CVE-2022-28615
CVE-2022-29404
CVE-2022-30522
CVE-2022-30556
CVE-2022-31813

(Security NEXT - 2022/06/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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