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Apache Commons JXPathにRCE脆弱性 - パッチ未提供

Apache CommonsであるJavaコンポーネントの「JXPath」に深刻な脆弱性が指摘されている。

「JXPath」は、「XPath」の構文によりオブジェクトから値を取得できるコンポーネント。信頼できない「XPath」を解釈した場合に、リモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2022-41852」が明らかとなったもの。

Googleでは共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「7.7」、重要度を「高(High)」と評価。一方、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」ではCVSS基本値を「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」としている。

4月30日に報告があり、90日が経過して7月29日に公表された。修正パッチは提供されていない模様。信頼できない入力を同コンポーネントで「XPath」として処理しないよう注意が呼びかけられている。

(Security NEXT - 2022/10/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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