米政府、中国関与のサイバー攻撃者が悪用する脆弱性のリストを公開 - 国内製品も
米政府は、中国より支援を受けたサイバー攻撃者によって近年頻繁に悪用されている脆弱性のリストを公開した。リストには国内ベンダーの名前もピックアップされている。
米国家安全保障局(NSA)、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)、米連邦捜査局(FBI)が共同でアドバイザリを公開したもの。
中国より支援を受けたとされるサイバー攻撃者が、2020年以降にネットワークの侵害、知的財産の窃取などに用いた使用頻度の高い既知の脆弱性20件をリストとして公開したもので、米国内の行政機関や重要インフラ、企業などへ対策を講じるよう呼びかけた。
「Apache Log4j」に明らかとなった別名「Log4Shell」としても知られる「CVE-2021-44228」をはじめ、「Pulse Connect Secure」の「CVE-2019-11510」、「Citrix ADC」の「CVE-2019-19781」など20件を具体的に挙げている。
2022年に入って明らかとなった脆弱性も3件「CVE-2022-26134」「CVE-2022-1388」「CVE-2022-24112」含まれるが、他脆弱性はいずれも2021年以前に明らかとなった脆弱性となっている。
(Security NEXT - 2022/10/07 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ITインフラ監視ツール「Pandora FMS」に脆弱性 - アップデートで修正
「Active! mail 6」に「XSS」や「CSRF」脆弱性 - 修正版へ更新を
「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティリリースが公開
ブラウザ「Chrome」の「Cookie暗号化保護」を破壊する「C4攻撃」
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加