Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開
Palo Alto Networksは、現地時間2025年8月13日にセキュリティアドバイザリを公開し、同社の複数製品において脆弱性へ対処したことを明らかにした。
あらたに6件のアドバイザリを公開したが、重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」、2番目に高い「高(High)」とされるものはなかった。
アドバイザリ3件については、重要度が上から3番目にあたる「中(Medium)」とレーティングされている。具体的には、「GlobalProtect App」で証明書検証不備に起因し、権限を昇格されるおそれがある脆弱性「CVE-2025-2183」や、「Cortex XDR Broker VM」におけるシークレット情報の取り扱い不備「CVE-2025-2184」を解消した。
また「Prisma Accessブラウザ」では、ベースとなる「Chromium」で修正された脆弱性6件を順次修正したことを明らかにした。
のこる3件のアドバイザリは、重要度を「低(Low)」としている。同社ファイアウォールに搭載されている「PAN-OS」では、「MACsecプロトコル」を使用するファイアウォールクラスタで「接続アソシエーションキー(CAK)」が平文で漏洩する脆弱性「CVE-2025-2182」に対応した。
「Prisma Cloud」の構成ファイル解析ツール「Checkov」においては2件の脆弱性「CVE-2025-2180」「CVE-2025-2181」が判明しており、修正を行っている。
(Security NEXT - 2025/08/15 )
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