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APIゲートウェイ「Apache APISIX」に深刻な脆弱性

オープンソースのAPIゲートウェイ「Apache APISIX」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

プラグイン「batch-requests」において、APIのグループの「Admin API」のIPアドレスによる制限をバイパスすることが可能となる脆弱性「CVE-2022-24112」が明らかとなったもの。

デフォルトのAPIキーを使用している場合、リモートよりコードを実行されるおそれがある。APIキーを変更している場合はリスクは下がるものの、引き続きバイパスされる状況に変わりはないとしている。

また「batch-requests」プラグインでは、脆弱性の影響でリモートよりアクセスするIPアドレスで上書きする設定についても、バイパスされる可能性がある。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」における共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

開発チームでは、脆弱性を修正した「同2.12.1」「同2.10.4」を公開するとともに、緩和策としてプラグイン「batch-requests」の無効化をアナウンスしている。

(Security NEXT - 2022/02/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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