APIゲートウェイ「Apache APISIX」に深刻な脆弱性
オープンソースのAPIゲートウェイ「Apache APISIX」に深刻な脆弱性が明らかとなった。
プラグイン「batch-requests」において、APIのグループの「Admin API」のIPアドレスによる制限をバイパスすることが可能となる脆弱性「CVE-2022-24112」が明らかとなったもの。
デフォルトのAPIキーを使用している場合、リモートよりコードを実行されるおそれがある。APIキーを変更している場合はリスクは下がるものの、引き続きバイパスされる状況に変わりはないとしている。
また「batch-requests」プラグインでは、脆弱性の影響でリモートよりアクセスするIPアドレスで上書きする設定についても、バイパスされる可能性がある。
米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」における共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
開発チームでは、脆弱性を修正した「同2.12.1」「同2.10.4」を公開するとともに、緩和策としてプラグイン「batch-requests」の無効化をアナウンスしている。
(Security NEXT - 2022/02/25 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
JSライブラリ「React」に深刻なRCE脆弱性 - 早急に対応を
ウェブアプリフレームワーク「Django」に複数脆弱性 - アップデートが公開
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
米セキュリティ機関、「ScadaBR」既知脆弱性の悪用に警告
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
「Android Framework」のゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 米当局
「Unbound」のDNSキャッシュ汚染脆弱性 - 追加対策版が公開
「Android」に月例パッチ、脆弱性107件に対応 - 2件ですでに悪用も
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
マルウェア対策製品「Avast Antivirus」に権限昇格の脆弱性
