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LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因

大規模言語モデル(LLM)のキャッシュ管理ツール「ModelCache for LLM」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

インターネット経由で「ModelCache」を利用している環境において、リモートから任意のコードを実行されるおそれがある深刻な脆弱性「CVE-2025-45146」が明らかとなったもの。

キャッシュストレージ内のデータを適切に検証していないため、汚染されたキャッシュをもとに、信頼できないデータをデシリアライズ処理するため、細工したデータによりコードを実行されるおそれある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」と評価されており、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同脆弱性に関する概念実証(PoC)も公開されている。最新版として公開されている「同0.2.0」も対象とされており、修正状況は不明。

(Security NEXT - 2025/08/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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