Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
Cisco Systemsは現地時間8月14日、同社ファイアウォール製品向けに複数のセキュリティアドバイザリを公開し、複数の脆弱性へ対処したことを明らかにした。
「Cisco Secure Firewall ASA(Adaptive Security Appliance)」「Cisco Secure FTD(Firewall Threat Defense)」「Cisco Secure Firewall Management Center(FMC)」などに関して、あわせて21件のセキュリティアドバイザリを公開したもの。
脆弱性によって影響を受ける製品やバージョンは異なるが、CVEベースであわせて29件の脆弱性に対処したという。
重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされるアドバイザリは、「Cisco FMC」に関する1件。同アドバイザリでは、リモートよりコードを実行されるおそれがある「CVE-2025-20265」について明らかにした。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「10.0」と評価されている。
さらに「高(High)」とされるアドバイザリは11件。このうち7件についてはCVSS基本値が「8.6」、2件は「8.5」と評価されている。
のこる9件のアドバイザリに関しては1段階低い「中(Medium)」とした。21件のアドバイザリで対応した脆弱性は以下のとおり。
CVE-2025-20127
CVE-2025-20133
CVE-2025-20134
CVE-2025-20135
CVE-2025-20136
CVE-2025-20148
CVE-2025-20217
CVE-2025-20218
CVE-2025-20219
CVE-2025-20220
CVE-2025-20222
CVE-2025-20224
CVE-2025-20225
CVE-2025-20235
CVE-2025-20237
CVE-2025-20238
CVE-2025-20239
CVE-2025-20243
CVE-2025-20244
CVE-2025-20251
CVE-2025-20252
CVE-2025-20253
CVE-2025-20254
CVE-2025-20263
CVE-2025-20265
CVE-2025-20268
CVE-2025-20301
CVE-2025-20302
CVE-2025-20306
(Security NEXT - 2025/08/15 )
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