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「Atlassian Confluence」のアップデートが公開 - すでに悪用済み、要対応

Atlassianが提供する「Atlassian Confluence Server」「同Data Center」に深刻な脆弱性が存在し、ゼロデイ攻撃も確認されている問題で、同社はアップデートを緊急リリースした。

リモートより認証なしにコードが実行可能となる「OGNLインジェクション」の脆弱性「CVE-2022-26134」が明らかとなったもの。すでに悪用が確認されている。

同社は現地時間6月2日にセキュリティアドバイザリを公開。アップデートの準備を進めていることを明らかにするとともに、緩和策などをアナウンスしていた。

同脆弱性は、「Atlassian Confluence Server」「同Data Center」において、「同1.3.0」以降に存在。サポート中であるすべてのバージョンが影響を受ける。

同社は脆弱性を修正した「同7.18.1」「同7.17.4」「同7.16.4」「同7.15.2」「同7.14.3」「同7.13.7」「同7.4.17」をリリースし、利用者へ最新のLTS(ロングタームサポート)版にアップデートするよう求めた。

(Security NEXT - 2022/06/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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