Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

LINEのURLプレビュー機能に不具合 - 限定公開URLが漏洩したおそれも

LINEは、コミュニケーションアプリ「LINE」に投稿されたURLに対するプレビュー機能が正しく動作していなかったことを明らかにした。限定公開のURLが第三者に漏洩した可能性もあるとして注意を呼びかけている。

同社によれば、9月6日0時半ごろから7日12時半ごろにかけて、同アプリのトークなどへユーザーやLINE公式アカウントより投稿されたURLに対し、一部誤った内容のプレビュー表示を行っていたもの。

プレビュー機能を提供するサーバにおいてエラーが発生し、異なるユーザーの投稿に対するプレビュー情報を出力していた。メモリ不足により異常終了した際の処理が正しく行われていなかったという。

影響を受けた正確な規模はわかっておらず、プレビュー出力の約0.5%から0.6%が影響を受け、出力回数は約360万回にのぼると同社では推定している。

プレビュー表示が行われるURLは、同社サーバよりアクセス可能なものに限定されるが、プレビューより参照先ページのタイトルや概要、サムネイル画像などが確認できた。

またYouTubeやLINE LIVE、一部サービスなど、特定の状況下において、参照先のURLについても確認可能だった。

(Security NEXT - 2022/09/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

顧客情報含むハンディ端末が所在不明に - ミツウロコヴェッセル
サイトが改ざん被害、外部へ誘導される状態に - 京都府社会福祉協議会
増加傾向から一転、被害額が4割弱減 - クレカ不正利用
進学情報サイトにサイバー攻撃 - 学生情報が流出した可能性
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差