Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「macOS Monterey 12.6」「Big Sur 11.7」が公開、ゼロデイ脆弱性に対処

Appleは、現地時間9月12日にmacOSの最新版となる「macOS Monterey 12.6」「macOS Big Sur 11.7」をリリースし、複数の脆弱性を修正した。一部脆弱性は悪用が確認されている。

「macOS Monterey 12.6」では、カーネルに関する脆弱性をはじめ、あわせて8件の脆弱性に対応した。

アプリケーションよりカーネルの権限でコードの実行が可能となる脆弱性「CVE-2022-32917」については、すでに悪用が確認されている。同脆弱性を含む5件については同日公開された「iOS」にて修正された脆弱性と重複している。

さらに「macOS Big Sur 11.7」では、「macOS Monterey 12.6」で修正された8件の脆弱性にくわえ、追加で2件の脆弱性「CVE-2022-32854」「CVE-2022-32894」を解消した。

なかでもカーネルに明らかとなった権限昇格の脆弱性「CVE-2022-32894」については、悪用の報告があるという。

「macOS Monterey 12.6」にて修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2022-32864
CVE-2022-32883
CVE-2022-32896
CVE-2022-32900
CVE-2022-32902
CVE-2022-32908
CVE-2022-32911
CVE-2022-32917

(Security NEXT - 2022/09/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ビデオ会議の「Zoom」に複数脆弱性 - 最新版に更新を
「Chrome」のセーフブラウジングに脆弱性 - 修正版が公開
「Chrome」にアップデート、脆弱性3件を修正
バッファロー製NAS用ユーティリティに権限昇格の脆弱性
CrowdStrikeのWindows向け「Falconセンサー」に複数脆弱性
「AWS Client VPN」に権限昇格の脆弱性 - macOS版のみ影響
「Unity」ランタイムに脆弱性 - 利用アプリは要再ビルド
「ウイルスバスター for Mac」の旧版に権限昇格の脆弱性
macOSにアップデート - 脆弱性1件を修正
「Acronis True Image」に脆弱性、アップデートで修正