Palo Alto「GlobalProtect App」に無効化できる脆弱性 - Linux版のみ影響
Palo Alto Networksが提供するリモートアクセス製品「GlobalProtect App」のLinux版において、管理権限を持たないユーザーがアプリを停止できる脆弱性が明らかとなった。
現地時間2025年7月28日にセキュリティアドバイザリを公開し、権限の設定不備に起因する脆弱性「CVE-2025-2179」について明らかにしたもの。
Linux版では管理者以外のローカルユーザーが、常時有効化するよう設定された同アプリを無効化することが可能。WindowsやmacOS、Android、iOS、Chrome OSなどLinux以外のプラットフォームについては、同脆弱性の影響を受けない。
共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」において、同脆弱性のベーススコアは「6.8」、重要度は「中(Medium)」とレーティングされている。脆弱性の悪用などは確認されていない。
同社では脆弱性を修正した「同6.2.9」をリリースしており、アップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/08/04 )
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