Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

複数自治体が利用する自治体情報セキュリティクラウドで一時障害

複数の自治体が導入しているクラウドシステムにおいて一時障害が発生した。インターネットへのアクセスやメールを利用できない状況になったという。

同システムを提供するSBテクノロジーによれば、8月8日4時27分より同日14時半ごろにかけて「自治体情報セキュリティクラウド」にて障害が発生し、インターネットへのアクセスやメールの送受信などを一時利用できない状況と陥ったもの。

システムを利用する岩手県、宮城県、秋田県、青森県、福島県、新潟県、栃木県、長崎県、佐賀県の9県や各県内自治体の職員約19万人が影響を受けた。

同社は、ネットワークを構成する通信機器や仮想基盤での障害を原因としており、サイバー攻撃を否定している。

同社が提供する「自治体情報セキュリティクラウド」では、メンテナンス時の設定不備により、迷惑メールを送信するための踏み台として悪用される事故が3月にも発生している。

(Security NEXT - 2022/08/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ハウステンボスへのサイバー攻撃 - 個人情報流出の可能性
「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起
「Plesk」Linux版に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正
先週注目された記事(2025年12月7日〜2025年12月13日)
ウェブメール「Roundcube」にXSSなど脆弱性 - 更新を強く推奨
【特別企画】最先端企業が直面した「AIセキュリティの盲点」とは? - 生成AIテーマにカンファレンス
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園