Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2Qセキュ相談、前四半期比約25%減 - 半減するも依然多い「Emotet」相談

2022年第2四半期に情報処理推進機構(IPA)が設置する窓口へ寄せられたセキュリティに関する相談は2026件だった。マルウェア「Emotet」に関する相談は減少したが、引き続き200件を超える相談が寄せられている。

同機構によれば、同四半期に対応したセキュリティに関する相談は2026件。前四半期の2716件から約25.4%減少するも、2000件を超える高い水準となっている。

マルウェア「Emotet」に関する相談は216件。急増した前四半期の656件から約67.1%減となるが、年間を通じて24件だった2021年と比較すると依然として多くの相談が寄せられている。

外部に流出した「ID」や「パスワード」などを用いて第三者が本人になりすまし、「SNS」や「オンラインショッピングサイト」「クラウドサービス」などへアクセスするいわゆる「不正ログイン」の相談は45件。前四半期の81件から減少している。

マルウェアに感染していないにもかかわらず、「偽アラート」で不安を煽って製品やサービスなどの購入を迫る「マルウェア検出の偽警告」に関する相談は435件。前四半期の625件から約30.4%減となった。

(Security NEXT - 2022/07/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

児童写真入りデジカメ紛失、宿泊学習後に気付く - 立山町
「ぐるなび」で不正ログイン - 対象会員のPWリセットを実施
登録者にフィッシングメール、メアド流出か - フォトクリエイト
「Apache Tika」のPDF解析に深刻な脆弱性 - 早急に対応を
露攻撃グループ、「Cisco IOS」旧脆弱性を悪用 - 制御システムにも関心
「Cisco IOS」脆弱性、公表から7年後も攻撃が継続
サーバに侵害の痕跡、個人情報流出の可能性 - 日本プラスト
国交省のコンテナ物流システムがスパムの踏み台に - 情報流出なし
楽天モバイルに行政指導 - 不正ログインで「通信の秘密」漏洩
iPhoneやMacなどApple製品の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局