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2022年2Qの脆弱性届け出は163件 - ウェブ関連が減少

脆弱性に関する届け出があったソフトウェア製品の内訳を見ると、「ウェブアプリケーションソフト」が25件でもっとも多く、「ルータ(19件)」が続いた。

脆弱性の原因を見ると、もっとも多く、コードインジェクションや認証不備などを含めた「その他実装上の不備」が37件、「ウェブアプリケーションの脆弱性」が22件だった。脆弱性の影響としては「任意のコードの実行」が12件で最多。次いで「任意のコマンドの実行(11件)」と多い。

同四半期に修正が完了し、「JVN」で脆弱性情報が公表されたソフトウェア製品は27件。あらたに「連絡不能開発者」として公表された製品開発者はなく、累計公表件数は前四半期と変わらず251件だった。

同四半期に修正を完了したウェブサイトは29件。97%にあたる28件は通知より90日以内に修正を終えている。ウェブアプリケーションを修正したものは86%、脆弱性を指摘されたページを削除したものは14%。修正されたウェブサイトの累計は8290件となった。

(Security NEXT - 2022/07/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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