Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

KDDIの通信障害、約2日半ぶりにほぼ復旧

KDDIの携帯電話サービスにおいて、7月2日未明1時半ごろより通信障害が発生していたが、同社は音声通話、データ通信のいずれも7月4日15時前にほぼ回復したとの見方を示した。現在も検証を行っており、本格的な再開については別途アナウンスする方針。

今回の障害は、同社が提供する「au」や「UQ mobile」「povo」などの携帯電話をはじめ、同社回線を利用するMVNO、ホームプラスなどで利用しずらい状況が発生。同社携帯電話とのショートメッセージサービス(SMS)の送受信などにも影響が出た。

対象となったのは、全国で最大約3915万回線。内訳を見ると携帯電話が法人個人あわせて最大約3580万回線、MVNOが最大約140万回線、ホームプラス最大約45万回線にくわえ、物流、自動車、気象、銀行、交通などIoT機器で利用する最大約150万回線などが影響を受けた。

同社によると、定期メンテナンスでルータを交換し、VoLTE交換機に対するトラフィックのルートを変更。その後、一部音声通信が15分間不通となったため、従来ルートへ切り戻しを実施したところ、VoLTE交換機へのアクセス集中が発生し、アクセス障害に陥った。

(Security NEXT - 2022/07/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

WP向けeコマースプラグイン「Welcart e-Commerce」に複数の脆弱性
Node.JS向けライブラリ「systeminformation」に脆弱性
ネットワーク監視ツール「LibreNMS」に脆弱性 - 「クリティカル」も
個情委、公金受取口座の誤登録問題でデジタル庁に行政指導
「SecHack365」の受講生情報含むPCが所在不明に - NICT
患者情報含むファイルがネット上で閲覧可能に - 日大板橋病院
住民票の誤交付問題で富士通Japanに行政指導 - 個情委
「iPhone」や「iPad」に3件のゼロデイ脆弱性 - アップデートを公開
サポート詐欺で職員宅PCが遠隔操作 - 厚生中央病院
Snatchランサムウェア、セーフモードでセキュリティ対策を回避