スマホ向け主要プロセッサのAppleロスレス処理に脆弱性 - 2021年12月に修正
ALACコーデックはAppleが開発し、2004年にリリース。2011年にオープンソースとしてデコーダが公開されたことから、広く利用が広まった。
Appleでは独自にデコーダをアップデートし、脆弱性への対応を行ってきたが、オープンソースのコードは2011年以降、メンテナンスが行われておらず、実装する各メーカーもそのまま利用している可能性が高いという。
脆弱性の判明を受けてQualcommでは「CVE-2021-30351」として2021年12月に修正を実施した。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」における同脆弱性のベーススコアは「9.1」と評価されている。
MediaTekにおいても、権限昇格の脆弱性「CVE-2021-0675」や、情報漏洩の脆弱性「CVE-2021-0674」として対処した。米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」におけるCVSS基本値はそれぞれ「7.8」「5.5」と評価されている。
(Security NEXT - 2022/05/02 )
ツイート
PR
関連記事
研究者向けサイトに不正アクセス、非公開ページに書込 - 日本リウマチ学会
JSライブラリ「React」に深刻なRCE脆弱性 - 早急に対応を
ウェブアプリフレームワーク「Django」に複数脆弱性 - アップデートが公開
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
アスクル、ウェブ経由の注文を再開
米セキュリティ機関、「ScadaBR」既知脆弱性の悪用に警告
「セキュキャンコネクト」開催 - 分野を超えた専門性を備えた人材を育成
公共用地境界確定に関連する公文書が所在不明 - 和歌山県
メアド不備で5カ月にわたり個人情報を誤送信 - スポーツクラブNAS
「ローチケ」装うフィッシング攻撃 - 当選通知など偽装

