Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

スマホ向け主要プロセッサのAppleロスレス処理に脆弱性 - 2021年12月に修正

Android端末などに搭載されている主要プロセッサにおいて、広く利用されているオーディオフォーマット「Appleロスレスオーディオコーデック(ALAC)」の処理に深刻な脆弱性が存在し、修正されていたことがわかった。

同コーデックは、音質の劣化なくデータ量を圧縮できるオーディオフォーマット。QualcommやMediaTekのプロセッサにおいて、細工されたALACフォーマットのオーディオファイルを処理すると、リモートよりコードを実行される脆弱性が明らかとなったもの。

脆弱性を悪用されると、Androidアプリにおいて権限の昇格が可能となり、メディアデータやオーディオ通話などを侵害されるおそれがあるという。

Check Point Software Technologiesが、それぞれのプロセッサに脆弱性を発見、両社に報告した。同社は2021年に販売されたスマートフォンの約7割が脆弱性の影響を受けると分析している。

(Security NEXT - 2022/05/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

教育補助員が持ち出した課題プリントを紛失 - 都立高
委託先事業者がメールを誤送信、メアド流出 - 栃木県
「IBM Backup, Recovery and Media Services for i」に権限昇格の脆弱性
米当局、Linuxカーネルの脆弱性悪用に注意喚起
Googleグループ57件が公開設定、個人情報が外部閲覧状態に - ダイソー
「Chrome」にアップデート - 3件のセキュリティ修正
「NetScaler ADC」「同Gateway」に深刻な脆弱性 - 早急に対応を
Trend Micro「Apex Central」に深刻な脆弱性 - 修正パッチをリリース
Apple製品の脆弱性に攻撃 - 2〜3月に修正済みも情報公開は6月
案内メール誤送信で顧客のメアドが流出 - アルバイトタイムス