地方公務員災害補償基金のウェブサーバがスパム踏み台に - 脆弱性が原因か
地方公務員災害補償基金の大阪府支部が運用していたウェブサーバにサイバー攻撃があり、不正なメール送信に悪用されたことがわかった。
同基金によれば、11月22日から12月2日にかけて、同支部のウェブサイトを設置していたレンタルサーバより、約2万件のメールが第三者によって不正に送信されたという。
12月6日にサーバ事業者より連絡があり、問題が発覚した。送信されたメールに記載されていた内容はわかっていない。
同基金では、同サーバに存在した脆弱性を突く不正アクセスと見ているが、具体的な原因は特定されておらず調査を進めている。ウェブサイトの改ざんなど、メール送信以外の被害は確認されていない。同サーバでは個人情報を保有しておらず、個人情報の流出についても否定している。
同基金では被害が発生したサーバを停止。大阪府のウェブサイト内に臨時のウェブサイトを開設した。当面は同サイトを通じて情報を提供していく予定。
(Security NEXT - 2021/12/14 )
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