「ウェブメール」のフィッシング被害が増加 - 偽フォームにメアドを自動入力する演出も
またメールアドレスを含むURLを誤ってクリックし、フィッシングサイトへ訪問してしまうと、攻撃者にメールアドレスが実在し、受信者がクリックしたことを把握されるおそれもある。
さらに偽ページよりアカウント情報を詐取されてしまうと、メールの盗み見や「ビジネスメール詐欺(BEC)」などへの悪用、さらなるフィッシングメールを送信するための踏み台となるなど、被害が拡大するとして同センターでは警告を発した。
フィッシング被害の発生から1、2日程度で悪用がはじまり、心当たりのないメールが送信されていたことで被害へ気がつくケースも報告されているという。
同センターでは、メールの文中のリンクを安易にクリックせず、サービスを最初に利用した際にブックマークなどへ登録し、ブックマークからアクセスするよう呼びかけた。
またフィッシングの被害に気がついた場合は、アカウントのパスワードを変更し、多要素認証の導入を検討したり、サービス事業者へ相談するといった対応や、別のサービスでパスワードを使いまわしていた場合は、そちらのパスワードも変更するよう求めている。
(Security NEXT - 2021/11/16 )
ツイート
PR
関連記事
Amazon関連ドメイン取得、3週間で700件以上 - プライム感謝祭を標的か
「Firefox 136」がリリース - ESR版では「クリティカル」脆弱性を修正
予約管理システムから個人情報が流出した可能性 - 呉竹荘
メールセキュ製品「Libraesva ESG」に脆弱性 - すでに悪用も、国家関与か
フィッシング報告約19万件 - URLは前月比1割減
偽「国勢調査」に注意 - 罰則で不安煽り、記念品で関心引く
システムに不正アクセス、予約者にフィッシングメール - 沼津リバーサイドホテル
外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
フィッシング対策協議会、設立20周年記念セミナーを11月開催
「Movable Type」のPWリセット機能に複数脆弱性 - 修正版公開