「ウェブメール」のフィッシング被害が増加 - 偽フォームにメアドを自動入力する演出も
またメールアドレスを含むURLを誤ってクリックし、フィッシングサイトへ訪問してしまうと、攻撃者にメールアドレスが実在し、受信者がクリックしたことを把握されるおそれもある。
さらに偽ページよりアカウント情報を詐取されてしまうと、メールの盗み見や「ビジネスメール詐欺(BEC)」などへの悪用、さらなるフィッシングメールを送信するための踏み台となるなど、被害が拡大するとして同センターでは警告を発した。
フィッシング被害の発生から1、2日程度で悪用がはじまり、心当たりのないメールが送信されていたことで被害へ気がつくケースも報告されているという。
同センターでは、メールの文中のリンクを安易にクリックせず、サービスを最初に利用した際にブックマークなどへ登録し、ブックマークからアクセスするよう呼びかけた。
またフィッシングの被害に気がついた場合は、アカウントのパスワードを変更し、多要素認証の導入を検討したり、サービス事業者へ相談するといった対応や、別のサービスでパスワードを使いまわしていた場合は、そちらのパスワードも変更するよう求めている。
(Security NEXT - 2021/11/16 )
ツイート
PR
関連記事
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
PyPI上に不正コード含む「num2words」 - 開発者がフィッシング被害
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍
一部利用者でメールアドレスが変更される被害 - So-net
学生や教職員のアカウント情報が暗号化被害 - 東海大
婚活イベント情報サイトから情報流出 - フィッシング調査から判明
【特別企画】使える「脅威インテリジェンス」とは - 単なる情報ソースで終わらせないために
RSSフィードが改ざん、外部サイトのリンク混入 - リョーサン菱洋HD