Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Firefox 136」がリリース - ESR版では「クリティカル」脆弱性を修正

Mozilla Foundationは現地時間3月4日、ブラウザの最新版「Firefox 136」をリリースした。複数の脆弱性へ対処している。

今回のアップデートでは、あわせて15件の脆弱性へ対処しており、重要度を4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。

「CVE-2025-1930」「CVE-2025-1931」など「Use-After-Free」の脆弱性や、XSLT処理において域外メモリへアクセスする「CVE-2025-1932」など、JITに関するWASM処理の不具合「CVE-2025-1933」など、8件の脆弱性が「高(High)」と評価されている。

またタップジャッキングの脆弱性「CVE-2025-1939」「CVE-2025-1940」、「Bluetooth」により通信可能な範囲内でフィッシングによってパスキーを不正利用できる「CVE-2024-9956」など、Android版における4件の修正も含まれる。

Mozillaでは、同時に延長サポート版である「Firefox ESR 128.8」「同115.21」をリリースした。重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

(Security NEXT - 2025/03/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性