FBI、「FortiOS」脆弱性について再度注意喚起 - 5月以降も被害が
被害は幅広いセクターに及んでおり、FBIは特定セクターを標的としたものではなく、未修正となっている脆弱性が標的となっていると指摘。最新の「IoC(Indicators of Compromise)」情報を提供するとともに、あらためて警鐘を鳴らした。
「FortiOS」の脆弱性に関しては、ランサムウェア「Cring」が悪用し、産業制御システムで障害が発生したケースについてKasperskyが報告している。国内においてもランサムウェアの感染被害にあった企業においても、脆弱性が悪用されたとの報告がある。
過去には脆弱なホストの情報や、ユーザー名や平文のパスワードなどが出回るケースも確認されている。脆弱性を修正した場合も、修正以前に認証情報が窃取されていた場合は、以降も侵害が続くおそれもあり、侵害状況の調査やパスワードの変更など、別途対策が必要となる場合があり注意が必要だ。
(Security NEXT - 2021/05/31 )
ツイート
PR
関連記事
入退室管理製品「UniFi Access」の管理APIに認証不備の脆弱性
利用していたシフト管理SaaSから従業員情報が流出 - 西友
「Elastic Cloud Enterprise」に脆弱性 - API経由で不正操作のおそれ
Google、「Chrome 142」でV8関連はじめ脆弱性20件を修正
ビジネスフォン通販サイト、個人情報流出の可能性
先週注目された記事(2025年10月26日〜2025年11月1日)
ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開

