FBI、「FortiOS」脆弱性について再度注意喚起 - 5月以降も被害が
被害は幅広いセクターに及んでおり、FBIは特定セクターを標的としたものではなく、未修正となっている脆弱性が標的となっていると指摘。最新の「IoC(Indicators of Compromise)」情報を提供するとともに、あらためて警鐘を鳴らした。
「FortiOS」の脆弱性に関しては、ランサムウェア「Cring」が悪用し、産業制御システムで障害が発生したケースについてKasperskyが報告している。国内においてもランサムウェアの感染被害にあった企業においても、脆弱性が悪用されたとの報告がある。
過去には脆弱なホストの情報や、ユーザー名や平文のパスワードなどが出回るケースも確認されている。脆弱性を修正した場合も、修正以前に認証情報が窃取されていた場合は、以降も侵害が続くおそれもあり、侵害状況の調査やパスワードの変更など、別途対策が必要となる場合があり注意が必要だ。
(Security NEXT - 2021/05/31 )
ツイート
PR
関連記事
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
Adobeが定例アップデート - 8製品29件の脆弱性を修正
「Symfony」に脆弱性 - アクセス制御ルールが回避されるおそれ
ベクトルDB「Milvus」に深刻な脆弱性 - クラスタ乗っ取りのおそれも
GitLabがセキュリティアップデート - 脆弱性9件に対処

